2024.01.31アンケート結果

赤ちゃんの寝かしつけ、どうしてる?ママ・パパたちの実践例を月齢別に紹介!

サムネ:赤ちゃんの寝かしつけ 2人に1人が部屋を真っ暗に

ママのおなかの中で寝たり起きたりを繰り返していた赤ちゃん。生まれてすぐに大人と同じように昼夜の区別がつくわけではなく、1ヵ月、2ヵ月と過ごすうちに少しずつ生活リズムが整っていきます。“赤ちゃんの寝かしつけ”は育児が始まったママ・パパを悩ませる最初の壁のひとつとも言え、「寝かしつけが思うようにいかない」と困っている方も多いのではないでしょうか。
今回、赤ちゃんのいる暮らし研究所にて0~1歳のお子さまのいるママ・パパを対象にアンケートを行いました。寝かしつけの方法や聞かせている音楽、寝かしつけのルーティーンなどを月齢別に検証していきます。寝かしつけのコツ模索中の方はもちろん、現在妊娠中の方も産後のイメージトレーニングにお役立ていただければと思います!

目次

■寝かしつけ方法の定番は?月齢別に違いはある?

寝かしつけ方法のランキング。1位:部屋を真っ暗にする(53%) 2位:背中やおなかをトントンする(43%) 3位:授乳をする(41%)

回答者全体では2人に1人が「部屋を真っ暗にする」とのことでした。生まれてすぐの赤ちゃんの視覚はまだ発達途中ですが、明暗は認識できると言われています。寝る時は電気を消して暗くする、朝になったら電気をつけたりカーテンを開けて自然光を入れたりして明るくする、というように明暗をしっかり区別することが生活リズムを整えるポイントのひとつです。
とはいえ夜間のおむつ替えや授乳など、暗闇の中でお世話をするのはたいへん・・・。という方には手元で明るさを調節できるライトがおすすめです。アカチャンホンポでも取り扱っています。

ランキングトップ2の月齢別の変化を見てみました。

寝かしつけ方法ランキングトップ2(部屋を真っ暗にする、背中やおなかをトントンする)の月齢別推移

「部屋を真っ暗にする」「背中やおなかをトントンする」と回答した方の割合は月齢での違いはあまりなく、寝かしつけの定番として継続的に実施しているご家庭が多いようです。

寝かしつけ方法(お気に入りのタオルやおもちゃと寝かせる、絵本を読む)の月齢別推移

上記以外にも、いろいろな寝かしつけ方法を回答いただきました。「お気に入りのタオルやおもちゃと寝かせる」「絵本を読む」といった方法は月齢が上がるにつれて割合が増えています。赤ちゃん自身が安心できるアイテムを取り入れたり、絵本を読むことでねんねのルーティーンづくりをしていたりと、赤ちゃんの発達に応じて寝かしつけ方法を変えていく方もいらっしゃるようです。(タオルやおもちゃなどは、窒息のおそれがないよう寝付いた後は回収しましょう。また、大人が寝かしつけの際に意図せず寝込んでしまうことで、タオルやおもちゃが回収出来ないことのないようご注意ください。)

その他には、「抱っこ・おんぶをする」「音楽を聞かせる」といった寝かしつけ方法も。なお、「添い寝」「添い乳」は大人が寝入ってしまうと大人の身体でお子さまを圧迫してしまう危険性がありますので、お子さまの安全のためにベビーベッドやベビー布団で寝かせてあげるのがよいでしょう。

■寝かしつけ時の環境は?どんな音や音楽を聞かせている?

アンケート結果から「部屋を真っ暗にする」という方が多いことはわかりました。では、音や音楽はどうでしょうか?

寝かしつけ時、どんな音や音楽を聞かせている?1位:オルゴール(99人) 2位:ホワイトノイズ(n=202)

最も多かったワードは「オルゴール」、次いで「ホワイトノイズ」があがっています。ママのおなかの中は無音ではなく、絶えずママの心臓の音や血流の音などがしています。「ホワイトノイズ(テレビの砂嵐や換気扇などで聞かれる「ザー」「ゴー」といった音)」は胎内音に近い音と言われており、おなかの中と似た環境にすることで赤ちゃんの安眠を促そうと考える方も多いようです。
その他、「親が好きな(癒される)音楽を流す」といった回答も見られました。寝かしつけは長期戦になることも。「早く寝かせたい」という気持ちもあると思いますが、子育てはそうそう思い通りにはいかないもの。ママ・パパが好きな音楽を流して、リラックスしながら赤ちゃんと向き合うのも良いのかもしれません。

■現役ママ・パパの寝かしつけルーティーン紹介

ここからはアンケートで回答いただいた現役ママ・パパの寝かしつけルーティーンを一部ご紹介していきます。

寝かしつけルーティン紹介:寝室に行って電気を消す。授乳、抱っこ(ゲップ・吐き戻し防止)をして布団に寝かせる。(生後0ヵ月)

「部屋を暗くする」「背中やおなかをトントンする」といった定番の寝かしつけの他、まだ自分で上手にゲップができない赤ちゃんが授乳後に吐き戻してしまわないよう、「ゲップをさせる」ことを意識的に行っている方が多くいらっしゃいました。

寝かしつけルーティン紹介:目を擦って眠そうにしたら寝室に連れていきプロジェクターをつける。おしゃぶりをさせて手を握りながら音楽に乗せてトントン。(生後3ヵ月)

赤ちゃんにだんだんと生活リズムがつき、赤ちゃんの「眠い」サインがわかるようになってきた人も。おしゃぶりは赤ちゃんが眠りについたら外してあげるといいですね。

寝かしつけルーティン紹介:ミルク後、歯みがき。お風呂に入れた後寝室に連れていく。寝室を暗くしてトントン。(生後7ヵ月)

離乳食が始まり、寝かしつけルーティーンに「歯みがき」を組み込んでいる方も多くいらっしゃいました。赤ちゃんの成長によってルーティーンの内容を変化させていることが読み取れます。

寝かしつけルーティン紹介:歯みがきを組み込む方も多い。

お子さま自身の行動を組み込むなど、寝かしつけルーティーンのバリエーションもどんどん増えていきます。成長によりできることが増える中で、今までママやパパがやっていたことでもお子さまに任せるようにすれば、自主性・達成感に繋がるのではないでしょうか。また“お気に入りのぬいぐるみ”といった「ねんねのおとも」を導入することで、寝つきの自立化も促せそうですね。
赤ちゃんのいる暮らし研究所がおすすめする「ねんねのおとも」アイテムもぜひご覧ください。

赤ちゃんの個性はいろいろ。お子さまの寝かしつけに悩んでいる方は、今回ご紹介したものも参考に、ぜひいろいろな方法を試してみていただければと思います。

<調査概要>
調査期間:2023年9月29日(金)~10月1日(日)
調査方法:インターネット調査
実施機関:赤ちゃんのいる暮らし研究所
対象:20~44歳のアカチャンホンポ会員
有効回答数:1,557名