赤ちゃんのためのお部屋づくり、どうしてる?ベビーゲートやサークルって必要?
「赤ちゃんのいる暮らし」の主な舞台になる“お部屋”。リビングにベビーベッドやベビージムなどを置くと一気に赤ちゃんとの生活のイメージが沸いてきますよね。一方で「赤ちゃんにとって安全なお部屋ってどんなもの?」「ベビースペースって具体的にどうしたらいいの?」と思う方もいるのではないでしょうか。
今回、赤ちゃんのいる暮らし研究所で「赤ちゃんのいるお部屋づくり」についてアンケートを行いました。ママ・パパたちはどんな悩みを持ち、成長に応じてどんなお部屋づくりを実践しているのか・・・。「赤ちゃんのいる暮らし」をのぞいてみましょう!
目次
■ママ・パパが抱えるお部屋づくりの悩みとは?
アンケートにて「赤ちゃんと過ごすお部屋」について聞いたところ、
・赤ちゃんの安全を確保しつつ、十分に遊べるスペースがある
・大人や上の子も過ごしやすい空間
を理想としている様子が伺えました。一方で、理想通りにいかないことに悩むママ・パパが多くいらっしゃるようです。
特に、これからお部屋づくりをしようという方の中では「どこが危険かわからない」「そもそもどうしたら良いかわからない」といった回答が多く見られました。
お部屋に潜む危険な例を考えてみましょう。大人と赤ちゃんでは目線の高さが大きく違います。例えばハイハイ期の赤ちゃんの目線の高さは20~30㎝。テレビボードの角がちょうど頭と同じ高さにあったり、コンセントやケーブルが目の前にあったりします。大人だけの生活では“足の小指をぶつける”ような場所が、赤ちゃんでは“頭をぶつけてしまう”場所になります。
また、赤ちゃんの目線の高さは成長とともに変わっていきます。ハイハイ期には20~30㎝だったものが、つかまり立ちをするようになると60~80㎝程度まで上がります。これに伴い、危険箇所も変化していきます。「どこが危険なのかを見極めるために「赤ちゃんの目線になって確認する」ということがたびたび言及されますが、日々成長する赤ちゃんの安全を確実に担保するのは難しいものです。そこで活躍するのが、ベビーゲートやサークル。ここからはベビーゲートやサークルに焦点を当ててお話ししていきます。
■ベビーゲートやサークルって必要?どれくらいの人が使っている?
赤ちゃんを危険から守るなら、「危険な場所に近づけないようにする」というのが対策のひとつ。そのためのアイテムがベビーゲートやサークル、パーテーションです。今回のアンケートでも「ベビーゲートやサークルを使用している」と回答された方が多くおられ、特に生後7ヵ月から急増しています。7ヵ月というと、個人差はありますが、腰がすわっていたりハイハイを始めていたりする時期で、6ヵ月以前と比べ手の届く場所や行動範囲が広がっています。これまで棚の上に逃がしていたものに手が届くようになり、テーブルやテレビボードの角などにぶつかってしまう可能性も高くなるため、このタイミングでベビーゲートやサークルを設置する方が一気に増えるのではないでしょうか。1歳代では約4割の方がベビーゲートやサークルを使用しているようです。1歳になるとたっちやあんよもし始めるため、視線はもっと高くなり、コンロのスイッチに手が届いたりドアを開けようとしたりとますます目が離せません。
■サークル、パーテーションはどのように使っている?
ベビーゲートは玄関やドア、階段、キッチンなど特定の場所に赤ちゃんが入れないようにすることを目的にしたものですが、サークルやパーテーションは形状やパーツを変えられるものもあり、ベビーゲートとは違った使い方ができます。アンケートにて、「サークルやパーテーションをどこでどのように使っているか?」と聞いたところ、こんな回答が得られました。
「赤ちゃんを危険な場所に近づけないようにする」のであれば、赤ちゃんをサークルの中に入れるのではなく、危険な場所をサークルで囲ってしまうのもひとつの手段です。
アカチャンホンポではいろいろな形状のベビーゲート・サークルを取り扱っています。間取りは各家庭それぞれだと思いますので、是非ぴったりのサイズ・形状のベビーゲート・サークルを探してみてくださいね。※間取りや通路幅によっては設置できないものもあるため、購入前に必ずご確認ください。
■ベビー用品以外では何をするべき?もともと使っていた家具はどのようにした?
赤ちゃんを迎える前と後で、ベビーゲートやサークルといったベビー用品の設置だけでなく、もともと使っていた家具の配置を変えた方も多いかと思います。アカチャンホンポのママ・パパ社員にインタビューをしたところ、赤ちゃんを迎えたことをきっかけに、以下のような家具が動かしたり撤去したりしたものとして挙げられました。
特に「ソファ」という回答が多かったため、「ソファをどのように動かしたか」についても聞いたところ、
・壁につけた
・向きを変えた
・入って欲しくない場所への柵代わりにした
・撤去した/ローソファに買い替えた
・リビング以外の部屋に移動した
といった回答がありました。動かした理由については「子どもが動くようになり、ベビースペースを拡げるため」や、「サークルを置く場所を確保するため」、「キッチンから見えやすくするため」といった内容でした。
赤ちゃんを迎える前は、ソファをリビングの中心に置いて「くつろぎ空間」をつくっていた方も多いかと思いますが、赤ちゃんのいる暮らしではソファが脇役になっている光景もめずらしくないようです。
ママのおなかの中は暑くも寒くもなく、風やホコリもない、赤ちゃんにとって快適な環境と言えます。生まれた後もできるだけ赤ちゃんが穏やかに過ごせるよう、快適なお部屋を用意してあげたいですよね。今回の記事が少しでもそのヒントになればと思います。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
調査期間:2023年4月22日(土)~4月24日(月)
調査方法:インターネット調査
実施機関:赤ちゃんのいる暮らし研究所
対象:20~44歳のアカチャンホンポ会員
有効回答数:769名
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