2024.05.31アンケート結果

赤ちゃんの睡眠時間はどのくらい? 夜中に起きる回数は月齢別にどう変化する?

6~7ヵ月で夜中に起きる回数が一時増加

赤ちゃんにとって睡眠は成長の“もと”。生後0ヵ月の赤ちゃんの1日の合計睡眠時間は16時間程度と言われています。といっても16時間眠り続けるのではなく、2~3時間おきに寝たり起きたりを繰り返します。月齢を重ね、昼夜の区別など生活リズムが整っていくことでまとまって眠るようになっていきます。
しかし、生活リズムが整ってきても昨日と今日でまったく違う状況になることは多々あります。「今まで夜通し寝ていたのに、急に何度も起きるようになった」など、状況の変化に不安を抱くママ・パパも多いのではないでしょうか。「うちの子だけ?」と心配している方もいらっしゃるかと思います。
今回、赤ちゃんのいる暮らし研究所では「赤ちゃんの睡眠」をテーマに、0~3歳までの赤ちゃんのいるママ・パパを対象にしたアンケートを行いました。現役のママ・パパと繋がるアカチャンホンポだからこそのアンケートデータとなっていますので、是非ご参考いただければと思います!
※赤ちゃんの睡眠に関しては個人差があります。

目次

■赤ちゃんの夜間睡眠の合計時間、月齢別の違いは?

月齢別 夜間睡眠の合計時間

0~1ヵ月では「5~7時間程度」という回答が32%と最も多く、次いで「5時間以下」との回答が23%となっています。2・3・4ヵ月と月齢が上がるごとに「5時間以下」「5~7時間程度」の回答割合が減少し、「8時間以上」の回答の増加が顕著になります。新生児期は夜間も数時間おきの頻回授乳が必要となりますが、だんだんと授乳回数も変化していきます。5~7ヵ月の間はそれまでと比べ変動がありませんが、8ヵ月以降で再び夜間睡眠の長時間化が見られるようになります。睡眠のリズムが整ってくることに加え、8ヵ月以降になるとハイハイやつかまり立ちが始まり、1歳を超える頃には歩行を始める子も出てくるため運動量が急激に増します。こういった変化が夜間の睡眠時間に影響する一因と考えられます。

■夜通し寝るようになるタイミングの目安は?

月齢別 夜通し寝る割合

全体として月齢を追うごとに増加傾向ですが、5ヵ月から一時的に減少が見られ、6~7ヵ月で28%まで下がります。8ヵ月以降からは再び割合が増加し、1歳以降で過半数超え、2歳以上では7割のお子さまが「夜通し寝る」とのことでした。

■夜中に起きる回数に月齢別の違いはある?

月齢別 夜中に起きる回数

夜中に1回以上起きると回答された方に焦点を当てると、6~7ヵ月では「3回以上」起きるという回答の多さが顕著であり、約2割のお子さまが該当していました。
6~7ヵ月というと、“夜泣き”の時期に当てはまります。夜泣きの原因はわからないことが多く、授乳やおむつ替え、室温の調節などをしても泣き止まない場合もあります。子育てに慣れてきたタイミングで急にまた長時間抱っこでの寝かしつけが必要になり、振り出しに戻ったように感じるママ・パパもおられるでしょう。
しかし、夜泣きにも終わりの時期は来ます。以前アカチャンホンポが実施したアンケートでは、夜泣きがおさまった時期として「1歳~1歳半」という回答が多く、26%の方が該当していました。

上記の記事では「夜泣きの対応」や「夜寝る前にしている夜泣き対策」、「先輩ママ・パパの夜泣き対処エピソード」なども掲載しています。ぜひ併せてご覧ください。

今回のアンケート結果を見て、同じように悩むママ・パパがたくさんいる、ということがうかがい知れたかと思います。赤ちゃんの個性や成長、家庭や子育ての考え方はそれぞれ違いますが、時には統計的な情報を知ることで少し先のことが見通しやすくなることもあります。アンケート結果をきっかけに、ママ・パパ間で認識のすり合わせをしたり、同じように子育てをしているママ・パパと意見交換をしたりするのもいいですね。

<調査概要>
調査期間:2023年9月29日(金)~10月1日(日)
調査方法:インターネット調査
実施機関:赤ちゃんのいる暮らし研究所
対象:20~44歳のアカチャンホンポ会員
有効回答数:2,024名