2024.09.30アンケート結果

1歳のお誕生日【ファーストバースデー】のお祝い、何する?

76%がファーストバースデーに一升餅を実施。

赤ちゃんが初めて迎えるお誕生日、どんな風にお祝いしようかわくわくしますよね。アメリカでは1歳のお誕生日を【ファーストバースデー】と呼び、盛大にお祝いをする文化があります。日本でもファーストバースデーのお祝い方法が多様化しており、「ファーストバースデーって何するの?」「みんなどんなことしてるの?」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回、赤ちゃんのいる暮らし研究所では、ファーストバースデーのお祝いをした1,002名の方を対象にアンケート調査を行いました。どんなイベントをした?やって良かったことは?など先輩ママ・パパの声を集めましたので、これからファーストバースデーのお祝いをされる方はぜひ参考にしてみてください!

目次

■人気のお祝いイベントは? 一升餅のお祝いが76%

ファーストバースデーのお祝い、何した?1位は一少持で76%が実施。

最も人気だったのは「一升餅」で、76%の方が行っていました。一升餅とは、一升分(約1.8kg)のお米で作った丸餅をリュック状のものに入れ、赤ちゃんに背負わせて成長を祝うイベントです。「一升」には「一生」の意味がかかっていて、「一生食べ物に困らないように」などの願いが込められています。立っても、歩いても、座ったままでも、どんな結果でも縁起がいいとされるのも魅力のひとつ。「一升餅」の名前の通り、もともとは大きな丸餅を背負わせるのが慣わしでしたが、最近はお米やパンなど様々なものが使われており、「一升米」や「一升パン」の名前で親しまれているようです。

一升餅と同様に1歳のお祝いイベントとして人気なのが「選び取り」で、アンケートでは59%の方が行っていました。選び取りでは、いくつかのアイテムをお子さまの前に並べ、お子さまが何を手にするかによって将来を占います。ボールを選んだらスポーツ系、クレヨンを選んだらアート系といったように、選んだものからお子さまの将来を想像するのが楽しみどころです。お子さまがアイテムを選ぶ様子もとても可愛らしいです。
選び取りのアイテムには実物を用意するのも良いですし、選び取り用のカードなども販売されています。いずれの場合にも実施する場所や使うアイテムにお子さまにとって危ない箇所はないか事前に確認しておいてくださいね。

一升餅と選び取りのイメージ

一升餅や選び取りのイベントは特に「やってよかった」の声が多く集まりました。
どんな様子でもお子さまの成長を感じられるとともに、頑張るお子さまをみんなで応援する一体感が得られる機会として人気のようです。

「一升餅、歩くことは出来なかったけど、泣きながらハイハイする様子がとても可愛く盛り上がった。」
「選び取りは盛り上がった。ちゃんとどれにするか迷って取っていたので見ていて楽しかった。」
「実家に行ったときに一升餅や選び取りを行い、みんなでわいわい応援することができた。成長を感じられてとても楽しかった。」

アカチャンホンポのお店で開催されている「1歳のおたんじょうび会」イベントでも一升餅や選び取りをしています。ぜひチェックしてみてくださいね。

■近年人気の「スマッシュケーキ」「ファーストアート」

ファーストバースデー、何した?4位から10位

お祝いでやったことの4位以降を見ると、近年人気が出てきたお祝いイベントである「スマッシュケーキ」や「ファーストアート」が見られました。
「スマッシュケーキ」は、バースデーケーキを自由に手づかみで食べてもらうお祝いイベントです。アンケートでは40%の方が行ったという結果になりました。夢中でケーキを食べたりお顔にクリームがいっぱいついたりなど、楽しそうなお子さまの様子が見られることから「やって良かった」というコメントが多く見られました。
スマッシュケーキを行う際には予想外にクリームで汚れてしまうこともあるので、あらかじめお部屋にシートなどを敷いておいたり、お子さまの服を汚れても問題ないものにしたりと対策しておくのがおすすめです。

「ファーストアート」は、お子さまが初めて作るアート作品のこと。アンケートでは11%の方が行ったという結果でした。
作り方は、画用紙やキャンバスに数色の絵の具をランダムに載せたものをお子さまに好きなように触ってもらうだけ!ファーストアートにも様々な作り方がありますが、手やお部屋を汚さないように、ジッパー付き保存袋に絵具のついた画用紙やキャンバスを入れてからお子さまに触ってもらう方法がおすすめです。指で絵の具をなぞってみたり、たたいたり、足で踏んだりとお子さまによって作り方もさまざまです。出来上がった作品はお子さまと一緒に写真を撮ったりおうちに飾ったりする他、一緒にお祝いしたじぃじ・ばぁばに記念としてプレゼントした方もいらっしゃいました。

スマッシュケーキとファーストアート

■ファーストバースデー、予算はどのくらい? 写真撮影ってプロに頼んだ?

ファーストバースデーのお祝い、いくらかかった?

さまざまなお祝い方法のあるファーストバースデー、やりたいこともたくさんありますよね。予算はどのくらいを想定すればいいのでしょうか。アンケートでファーストバースデーのお祝いにかかった金額を尋ねると、合計69%の方がお祝いに1万円以上かけられていました。
中でも、プロによる写真撮影や外食・旅行などを行った方は多めにお金がかかったようでした。予算は高くなってしまいますがその分素敵な思い出もできたようです。特に写真スタジオや出張カメラマンなどプロによる写真撮影については「やってよかった」「やればよかった」という声が多く集まりました。

〇やってよかった
「スタジオでの写真。素人では撮れない綺麗な写真が撮れて大満足だった。思い出としてもずっと残せるので、お金をかけてでも撮った価値はあると思う。」
「記念の写真は残しておいて良かったと思う。上の子の時も写真スタジオで撮影し、アルバルを作りました。後々本人にも見せられ、「赤ちゃんのときこんな感じだったんだよ」と見せることが出来た。」

〇やればよかった
「写真を撮る人がみんなあまり上手ではなかったので、もうちょっといい写真を残したかった。出張カメラマンをお願いしても良かったと思った。」
「動き回るので、写真撮影はとても大変だった。スタジオ撮影してもいいのかも。」

お祝いしながらの写真撮影は大変なので、しっかり写真に残したい場合には予算と相談しつつプロに撮影を依頼すると安心ですね。

■先輩ママ・パパの「やって良かった」「こうすれば良かった」をご紹介!

最後に、ファーストバースデーのお祝いについて先輩ママ・パパの「これはやって良かった」と思うことや「もっとこうすれば良かった」と思うことをいくつかご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

〇比べて成長を実感
「新生児のときにもとった手形足形と並べてみたら成長していて感動した。」
「生まれてから月齢フォトを自宅で撮影していたので、その写真を印刷して部屋に飾った。この1年間での成長がわかりやすかった。」
「生まれた頃に着ていた服を持って行って、羽織らせて写真を撮った。」

いろいろな方法で生まれた頃と比較するというアイデアが見られました。生まれた頃に使っていたアイテムや成長記録を残している方は1歳になったお子さまと比べてみるのもいいですね。
お子さまは今後もどんどん成長します。生まれた頃との比較はできなくても、現在の1歳の様子を残しておけば2歳、3歳と成長した姿を実感しやすくなるのでおすすめです。

〇親族を呼んでお祝い
「両方のじぃじ・ばぁば、家族みんなそろってお祝いしたので、本人もすごく喜んでいた!じぃじ・ばぁば同士も良い交流になった。」
「親戚を呼んでみんなからお祝いしてもらえたことが良かった。」
「一升餅や選び取りもじぃじ・ばぁばを呼んでやって、大人の数が多いと動画や写真を撮る余裕があり良かった。」

じぃじ・ばぁばや親族の方を呼んでお祝いをできたのが良かったという声が多く見られました。普段あまり直接見せられないお子さまの成長を感じてもらえますし、お子さまがいろいろな方との関りを持つ機会にもなります。また、ママ・パパはお祝いの準備や段取りで忙しくなってしまうこともあるので、じぃじ・ばぁばを呼ぶことで余裕ができるのも良かったようです。

〇お祝い当日は忙しい!
「流行っていることが多すぎて色々やらなきゃいけないという使命感がなぜかあった。詰め込みすぎずに心から楽しめばよかった。」
「ご飯やケーキを作ったり、写真を撮ることに一生懸命になってしまったので、子どもと遊んだり、一緒に楽しく過ごす時間をもっと作ればよかったなぁと思った。」
「当日一升餅やケーキ、ファーストアートに撮影……と盛り込みすぎて、赤ちゃん含め全員疲れてしまった。バースデーウィークという感じで何日かに分けてお祝いしてもよかったかもしれない。」

せっかくのファーストバースデーなのでやりたいイベントがたくさんあるという方は多いはず。お子さまの体調や機嫌、お昼寝との兼ね合いなどもあるので当日にやりたいこと全てをこなすのはとっても大変なようです。当日に行うイベントを絞りこんだり、何日かに分けて行ったりと余裕を持たせて、ママ・パパもしっかりお祝いを楽しめるといいですね。

いかがでしたか?一度きりのファーストバースデー、やりたいことのやり残しがないよう存分にお祝いできるといいですね。お子さまのファーストバースデーは、ママやパパになって1年の記念日でもあります。ぜひ家族みなさんで素敵な思い出を作ってくださいね。

〈調査概要〉
  調査期間:2024年2月16日(金)~2月18日(日)
  調査方法:インターネット調査
  調査機関:赤ちゃんのいる暮らし研究所
  対象:20~44歳のアカチャンホンポ会員
  有効回答数:1,002名