2024.12.16アンケート結果

年末年始の赤ちゃんとの帰省、困りごと&その対策は?

年末年始に帰省 0~1歳の80%

あっという間に1年が終わろうとしていますが、年末年始のご予定としてお子さまとの帰省を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回、赤ちゃんのいる暮らし研究所では、0歳~1歳のお子さまがいる方に「年末年始の過ごし方」についてアンケートを実施しました。移動や帰省先での過ごし方などをまとめましたので、これから帰省される方の参考になりますと幸いです。

目次

■80%が年末年始に帰省

年末年始に帰省する割合のグラフ

0歳~1歳のお子さまがいる方の80%が年末年始に帰省されていました。また、37%が両方の実家に帰省しており、じぃじ・ばぁばに孫の誕生や成長を報告し見てもらうといったお披露目の場になっているのではないでしょうか。

■移動手段や移動中の困りごとは?

帰省の移動手段と、車での移動所要時間のグラフ

帰省先までの移動手段で最も多かったのは「車」で、78%の方が利用されていました。車利用者の中でも、17%が移動に片道2時間以上かかったと回答しており、大変な様子がうかがえます。

実際に車と車以外でそれぞれどのような困りごとがあるのでしょうか?そしてその対策は?実際に移動中の困りごとをうかがってみると、以下のような結果が見られました。

車移動・車以外での移動それぞれの困りごとランキング

車利用者の移動中の困りごとで最も多かったのは、「ベビーカーやチャイルドシートに乗るのを嫌がった」の22%、次いで「お子さまがぐずりなかなか泣き止まなかった」の20%。対して、車以外の方の移動中の困りごとで最も多かったのは、「周囲への気配りで疲れた(お子さまがぐずったときなど)」の46%でした。周囲への気配りという点ではプライベート空間の車に比べ、車以外の移動手段の方の困りごととしての割合が高まります。

では、そういった困りごとにどのような対策をされたのでしょうか?

移動中の困りごとへの対策コメント

車・車以外での移動の両者ともが共通で挙げた移動中の困りごとの対策は、「お気に入りのおもちゃや新しいおもちゃ」・「お気に入りのおやつ」を用意したこと。それ以外に、車以外の移動をした方では「事前に帰省先に荷物を送っていた」というものもありました。小さなお子さまを連れての移動時に、荷物で手が塞がりお子さまをあやすことが難しい場合もあるため、事前に帰省先に荷物を送るというのは、ありかもしれませんね。

■帰省先に事前に伝え、確認したことは?

先ほど、事前に帰省先に荷物を送っていた方もいるというお話を取りあげましたが、事前に伝え、確認したことについてうかがってみました。

0歳・1歳それぞれの、帰省先に事前に伝えたこと・確認したことグラフ

すると、0歳台では、「お子さまが静かに寝られる場所があるか」を伝え、確認するのに対し
1歳台では、「お子さまの食べられるもの」や「お子さまの食べ物アレルギーの有無」 といった“食”に関する項目が上位にあがってきています。1歳になると離乳食完了期に入りますが、食事としては まだまだ大人と一緒のものは食べられません。何を食べられて、何を食べられないのかという情報を事前に伝えておくことで、帰省先で安心して食事をとることができるのではないでしょうか。

下記の記事では、他にも移動時におすすめのグッズや荷物をコンパクトにする工夫なども掲載していますので、ぜひ併せてご覧ください。

■帰省先に用意してもらったもしくは現地調達したものは?

0歳・1歳それぞれの、帰省先で用意してもらったものランキング

先ほどの帰省先に事前に伝え、確認してもらったこと以外に、用意してもらったものや現地調達したものについてもうかがってみました。
0歳台・1歳台に共通して上位5つの中にランクインしたのは、「水(調乳用含め)・お茶などのベビー飲料」。お子さま用の水や飲料は持っていくにしても重くかさばるため、宿泊を伴う帰省は大変ですよね。現地調達がすぐにできるとは限らないため、「帰省先に事前に伝えること」の1つに入れておくことで、用意があるという安心感やお子さまとの移動時の荷物も減り、負担軽減につながりそうです。また、災害対策として帰省期間中の備蓄をお願いしておくことも一案ではないでしょうか。

■帰省先での思い出・エピソード

最後に、帰省先での思い出についてご紹介します。

0歳・1歳それぞれの、帰省時のエピソードランキング

0歳台・1歳台共通して最も多かったのは、「お年玉をもらった」で80%以上となりました。
0歳台で次に多かったのは、「親戚にお子さまのお披露目をした」が51%と半数。「お正月の思い出を写真に残した」が32%と続きます。1歳台で次に多かったのは、「お正月らしい食事(離乳食を含む)を食べた」が65%、「親戚にお子さまのお披露目をした」が36%と続きます。
先ほどの「事前に帰省先に伝え、確認したこと」に関して、1歳台は“食”に関する項目が上位であり、「お正月らしい食事」を一緒に食べられることが思い出づくりにつながっていることからも、事前にお子さまの食に関する情報を帰省先に伝え、確認しておいた方がいいのかもしれませんね。

その他にいただいたエピソードをご紹介します♪

ランキング外のエピソード紹介

ご紹介した以外にも、0歳台は “はじめて”や“お披露目”に関するエピソードが、1歳台は、お子さまの成長がうかがえる瞬間が垣間見えたことや“おせち料理”に関するエピソードが多く見受けられました。

また、下記の記事では“はじめてのお正月の過ごし方”について掲載をしていますので、ぜひご覧ください。

いかがでしたか?クリスマスが終わると気づけばもう年末年始!帰省に向けて準備に入られるかと思います。ママとパパだけでなく、じぃじ・ばぁばにも事前の準備や確認をしてもらうことで、受け入れる準備ができるのかもしれませんね。それでは、楽しい年末年始をお過ごしください。

<調査概要>
調査期間:2024年1月12日(金)~1月14日(日)
調査方法:インターネット調査
実施機関:赤ちゃんのいる暮らし研究所
対象:20~44歳のアカチャンホンポ会員
有効回答数:286名