2025.03.31アンケート結果

出産準備の一環!産後のマイナートラブルへの対策

産後のマイナートラブル対策は妊娠期から60%

産後のマイナートラブルとは、妊娠・出産によるホルモンバランスの変化やからだの変化が原因で起こる症状のこと。大変そうなイメージはあるけれど、実際どうなるのか妊娠中には想像がつきにくいですよね。「産後のマイナートラブルって一体何が起こるの?」「みんなどうやって対策しているの?」と不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回、赤ちゃんのいる暮らし研究所では、産後のマイナートラブルについてアンケートを行い、1,129名の方から回答をいただきました。これから出産を迎えられる方はぜひ参考にしてみてください!

目次

■産後のマイナートラブル対策は妊娠中から60%が実施

60%の方が産後のマイナートラブルについて、妊娠中から下調べや対策を行いました。

先輩ママに、産後のマイナートラブルについての下調べや対策した時期を聞いてみたところ、60%の方が妊娠中から準備をしていたと回答されました。産後、お子さまのお世話やご自身のからだの不調で思うように動けない中、対策や解決方法を調べるのは大変ですよね。妊娠中から事前準備をしておくことで、実際にトラブルが生じたとしても心構えが出来ている分不安は緩和され、スムーズな対応も可能となってくるでしょう。そうすることでお子さまとの時間が充実し、家族みんなの笑顔に繋がるのではないでしょうか。

産後のマイナートラブル対策で妊娠中からおこなっておいたほうがいいことは妊娠中から頼り先を見つけておくことが大切です。

では実際、どのような対策をおこなうとよいでしょうか。アンケートで聞いてみたところ「妊娠中から頼り先を見つけておく」や「産後のマイナートラブルについて下調べをしておく」という声が多く集まりました。寄せられた声をいくつかご紹介します。

■頼り先の確保が「産後のワタシ」の助けとなる

①パートナーとのコミュニケーションを深めておく

産前からパートナーとコミュニケーションをとり、産後に起こりうる不調の事や具体的にしてほしいこと伝えておくことが大切です。

「産後のからだがどういった状態になるかや家事・育児の役割分担についてなど、妊娠中からパートナーと話し合っておくことが大切!」という声があがりました。

②産後ケア事業を頼る
「産後ケア事業」は産後、慣れない育児に疲れてしまいがちなママのために、育児の支援や心身のケアをしてくれるサポートのことです。

産後ケアはからだを休められるし、アドバイスも聞けるのでおすすめです。場所によって「生後何ヵ月まで」と制限があるので、出産前に調べておく必要があると思います。
自治体の産後ケア事業について申し込みや利用方法を知っておき、事前に申し込みができるならやっておきましょう。

産後ケア事業の詳しい内容はアカチャンホンポのホームページでも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

③複数の相談先や頼り先を見つけておく

産後に起こるトラブルは個人差があると思います。
産後は頭が回らなかったりするので、出産前に相談できるところを複数調べておくことが大切です。

産後のマイナートラブルは人によって違うので、複数の相談先や頼り先を妊娠中から見つけておくことが「産後のワタシ」の大きな助けとなるのではないでしょうか。

■産後のからだケアは下調べが大切!

「妊娠中から頼り先を見つけておく」の次にトラブル対策として声が寄せられたのは、「産後のマイナートラブルについて下調べをしておく」でした。下調べといってもどういったことを妊娠中から調べておけばいいのか予測がつきにくいですよね。先輩ママによると、次の2つのことについて下調べをおこなうと良いようです。

①産後の体調やトラブルについて

出産するととにかく時間が無くて自分も疲れているし、何かケアしたいと思っても頭が追いつきません。事前に自分の好きなからだを癒す方法を準備しておくとか、産後のからだに何が起こるのか知っておくと、実際トラブルが起こった時ショックを受けたり対応が後手になったりしなくていいと思います。

妊娠中から産後の体調やトラブルへの理解を深めておくことは重要です。
そこで産後1年間に生じたトラブルについてアンケートで聞いてみました。

産後1年に生じた体のトラブル第1位は睡眠不足、第2位は腰痛、第3位は全身の疲労感でした。

最も多かったトラブルは「睡眠不足」でした。次いで「腰痛」「全身の疲労感」「髪の毛の変化(抜け毛・白髪など)」でした。その他にも「肩こり」や「骨盤のトラブル」など、産後のママを悩ませるトラブルは多岐にわたっています。こういったトラブルについて、パートナーや周りの人と一緒に調べたり対策を検討したりして知識や心構えを育てることで、実際トラブルに直面した時に助けになってもらいやすいのではないでしょうか。

②産後に通う整体・接骨院について
ついつい自分のことは後回しにしてしまいがちですが、産後にからだのトラブルが生じた際、ケアを受ける場所の目星がついているだけでも時短になり、スムーズな対応へと繋がります。

腰痛への対策としておこなったことは、第1位は整体・接骨院に行く、第2位は自宅でのセルフケア、第3位はパートナーに相談でした。

産後のトラブルとして2番目に多くあげられた「腰痛」の対策では、45%が整体や接骨院に行っていました。必要になった時にすぐ対応出来るよう、妊娠中からどんな整体や接骨院が良さそうか調べておくことをおすすめします。そこで産後に整体や接骨院に通ったママに、良かったことを聞いてみました。下調べをする際の確認基準となれば幸いです。

通った整体・接骨院で良かったことは、子どもを連れて通うことができることが49%という結果でした。

良かったこととして上位にあがったのは「子どもを連れて通うことができる」です。産後、お子さまをパートナーや周囲の方に預けられないこともあるかと思います。「キッズスペースがあるか」や「子どもと一緒に通えるかどうか」を事前に調べておくことで、いざ通うとなった時に役に立つのではないでしょうか。

  いかがでしたか?産後のマイナートラブル対策、なかなか想像が難しいことも多いとは思いますが、妊娠中からの下調べや周りの方を巻き込むことが、産後のご自身とお子さまの笑顔を守る助けとなるのではないでしょうか。
今回ご紹介した内容以外でも、アカチャンホンポでは産後のママのからだや赤ちゃんの様子についてなどを詳しくご紹介しているコンテンツもございます。下記にてご用意しておりますので、妊娠中からの下調べツールとして是非ご活用ください。  

〈調査概要〉
調査期間:2025年1月10日(金)~1月12日(日)
調査方法:インターネット調査
実施機関:赤ちゃんのいる暮らし研究所
対象:20~44歳のアカチャンホンポ会員
有効回答数:1,129件