サイズだけじゃない! ライフスタイルに合うマタニティブラ選び
妊娠してから徐々に変化していくママの身体。見た目にはわからなくても、肌が敏感になったり、おなかや胸が張るように感じたり。そうした変化に伴って、インナーの着け心地も変わっていきます。様々なライフスタイルやお悩みにお応えできるよう、アカチャンホンポでは色々なサイズや種類のインナーをご用意していますが、一方で「どれが自分に合うのかわからない」と悩まれる方も多くいらっしゃいます。そこで、今回はマタニティブラジャー(以下、マタニティブラ)に注目して、アカチャンホンポの代表的なおすすめ商品を比較しました!ぜひ、ご自分のライフスタイルに合ったマタニティブラ選びにお役立てください。
妊娠中のバストの変化やマタニティブラの特徴については、こちらのページの「マタニティブラ Q&A」でご紹介しています。
目次
■今回比較するアイテムと試した人のご紹介
■シルエット・着け心地・授乳スタイルはどう違う?
マタニティブラは授乳に向けて発達する乳腺のことも考えて作られており、ワイヤーが入っていないものも多くあります。妊娠前にワイヤー入りのブラジャーを着用されていた方は「服を着た時のシルエットが変わってしまうのでは」と不安に思われるかもしれません。
赤ちゃんのいる暮らし研究所が以前行ったアンケートでは、約9割の方がマタニティブラを着用した際に「服を着たときのシルエットが気になる」と回答しました。
また、赤ちゃんが生まれると毎日何度も授乳が必要になります。特に新生児の頃は2~3時間おきに授乳をするので、インナーは簡単に授乳できるものが便利です。アンケートでは、マタニティブラを購入した理由の第2位が「授乳に必要だと感じたから」でした。
そこで、それぞれのアイテムを実際に着用し、シルエットと着け心地、授乳スタイルを比較してみました。
●シルエット
正面と横、どちらから見てもバストの自然な丸みを感じるきれいなシルエットでした。
●着け心地
レディースのブラジャーと同じようにしっかりとサポートされている感じがしました。背中のホック部分に柔らかなあて布があり、肌とのこすれが気にならなかったです。
●授乳スタイル
肩ひも部分のホックでカップを開ける、ストラップオープンタイプです。カップ部分の生地がしっかりしていて大きく開きにくいので、赤ちゃんの顔にカップの生地が近くなってしまう部分がありました。
●シルエット
正面から見るとサイドはすっきり、横から見るとバストは上向きのきれいなシルエットでした。
●着け心地
レディースのブラジャーと同じようにしっかりとサポートされつつ、ノンワイヤーなのでアンダー部分が楽でした。背中のホックや肩ひもの生地が柔らかく、肌とのこすれが気になりませんでした。
●授乳スタイル
A:『やさしくフィット ワイヤーブラ』と同じストラップオープンタイプです。バストをサポートするパワーネットがA:『やさしくフィット ワイヤーブラ』とは違う形になっており、こちらの方が開いたカップが戻りやすいように感じました。
●シルエット
正面から見るとA:『やさしくフィット ワイヤーブラ』よりもバストが左右に離れて見えましたが、横から見るとバスト全体がリフトアップしているように見えました。
●着け心地
ぴったりとしたフィット感がありズレが気にならず、ほどよくサポートされているのに苦しさはありませんでした。頭からかぶってつけるタイプなので、おなかが大きくなってもつけやすそうです。
●授乳スタイル
谷間部分のカシュクール状になっている部分でカップを折り返すように開く、クロスオープンタイプです。カップが大きく開きにくいので、赤ちゃんの口元にカップが触れそうな部分がありました。
●シルエット
正面から見ると、バストが左右に離れて見えましたが、横から見ると程よくリフトアップされていました。ぴったりした服だと、谷間部分のスナップボタンが浮き出てしまうかもしれません。
●着け心地
レディースのブラジャーよりも少しリラックスした、軽いサポート感でした。バストの補正力よりもリラックスした着け心地を重視したい方に良さそうです。
●授乳スタイル
谷間部分にスナップボタンがあるフロントオープンタイプです。ボタンを外すとカップが大きく開くので、赤ちゃんの顔にカップの生地が当たらず授乳がしやすそうでした。
●シルエット
正面から見るとバスト全体がぼんやりとしたシルエットになり、横から見るとバスト全体が下がって見えました。
●着け心地
生地が柔らかくサポート感はあまりありませんでしたが、カップ付きインナーに近い柔らかさとリラックス感がありました。自宅でのリラックスタイムや寝る時に良さそうな着け心地でした。
●授乳スタイル
谷間部分のカシュクール状になっている部分でカップを折り返すように開く、クロスオープンタイプです。脇の部分も生地がクロスしており、脇からの授乳もできるようになっています。大きくは開かないので赤ちゃんの口元にカップが触れそうな部分もありましたが、柔らかい生地なのでカップを折り曲げやすいです。
●シルエット
正面から見るとバストの左右差が目立ちました。谷間部分のスナップボタンも服に浮きでてしまいました。
●着け心地
比較した中では一番リラックスした着け心地でした。生地の肌ざわりが良く締め付け感もないので、自宅でのリラックスタイムや就寝時だけでなく、つわりでつらい時にも良さそうです。
●授乳スタイル
谷間部分にスナップボタンがあるフロントオープンタイプです。ボタンを外すとカップが大きく開くので、赤ちゃんの顔にカップの生地が当たらず授乳がしやすそうでした。
■結論1:シルエットがキレイだったのはこの2つ!
●おすすめ① A:『やさしくフィット ワイヤーブラ』とB:『シルエットキレイ ノンワイヤーブラ』
レディースのブラジャーと変わらず、正面から見ても横から見てもキレイなシルエットでした。
●おすすめ② C:『ノンワイヤーブラ マジカルフィット』
正面から見たシルエットはおすすめ①のほうが整って見えましたが、こちらも横から見たシルエットがキレイでした。
A:『やさしくフィット ワイヤーブラ』はB:『シルエットキレイ ノンワイヤーブラ』よりも脇が高くワイヤー入りなので、バストをしっかりと支えたい方、バストが大きめの方に特におすすめです。どちらが合うかは体格などの個人差にもよるので、気になる方は試着してみると良いでしょう。アカチャンホンポのお店ではバストのサイズ計測やマタニティブラのご試着もできますので、お気軽にお声かけください。
■結論2:授乳がラクなブラはこの2つ!
●おすすめ① D:『ノンワイヤーブラ フロントオープン』
●おすすめ② F:『オーガニックコットン ハーフトップ』
どちらもカップが大きく開くので、赤ちゃんの顔にカップの生地が当たりにくくなっていました。また、スナップボタンが谷間部分にありボタンを開閉する際にも手元が見やすくなっていました。F:『オーガニックコットン ハーフトップ』は前が全部開くので、母乳外来で相談する際にも便利です。
■結論3:レディースのブラジャーに戻す前、卒乳時期のオススメはこれ!
育児休業中、自宅で過ごす時間は授乳がしやすくリラックスできる着け心地のブラジャーを愛用していた方も、職場復帰が近づくともう少しサポート感のあるブラジャーが欲しくなってくるかもしれません。でも、妊娠前に使っていたようなブラジャーは締め付けがつらい…という方も多いのではないでしょうか。そこで、シルエットとサポート感を基にそれぞれのアイテムを分類してみました。
●おすすめ① C:『ノンワイヤーブラ マジカルフィット』
着用感はリラックス寄り、シルエットはキレイ寄りなので、レディースのブラジャーに戻していく時期の第一歩にピッタリだと感じました。
●おすすめ② A:『やさしくフィット ワイヤーブラ』とB:『シルエットキレイ ノンワイヤーブラ』
おすすめ①より更にサポート感がありシルエットもキレイです。
おすすめ①からおすすめ②に切り替えていくと、レディースのブラジャーにも違和感なく復帰できそうです。ただし、必ずしもレディースのブラジャーに戻らなければいけないわけではないので、卒乳後もマタニティブラを愛用する、という手もありますね。
マタニティブラは肌へのやさしさだけでなく、サイズの変化に対応できたり授乳のしやすさも考えていたりと、ママへの配慮がたくさん詰め込まれています。ご自身のライフスタイルに合わせたインナーで、快適なマタニティライフを過ごしていただけたら幸いです。
今回ご紹介したマタニティブラは、全国のアカチャンホンポやオンラインショップで販売しています。
※今回ご紹介した商品の情報は2024年10月時点のものです。
※店舗によって商品のお取り扱いのない場合があります。
<調査概要>
調査期間:2024年3月22日(金)~3月24日(日)
調査方法:インターネット調査
調査機関:赤ちゃんのいる暮らし研究所
対象:20~44歳のアカチャンホンポ会員
有効回答数:620名
関連キーワード