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調査目的:パパの育児分担について
実施者:株式会社赤ちゃん本舗
有効回答数:1,219件
調査対象者:アカチャンホンポ会員
調査実施期間:2023年3月18日〜21日
2023年 5月26日
はじめての育児はママ・パパにとって、とまどうこともいっぱい。そんな時、夫婦で上手く協力できるとお互いが 心強い存在になりますね。そこで、1歳半未満の子どもがいるご家庭のパパの育児分担についてうかがいました。
ママ・パパの現在のお仕事状況に一番近いものは?
パパのお仕事状況別
育児分担の実態
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①フルタイム勤務の場合
平日・休日のパパ(フルタイム)の育児分担の割合を教えてください。
回答されたママは育児休業中の方が多く、平日は主にママが育児を担っているようです。パパの育児分担は1〜3割が最も多い回答でした。
一方、休日はパパの分担の割合が大幅にアップ。4〜6割担当している方が最も多く、約4人に1人が育児を半分程度担っているという結果に。7割以上担当しているという方も増えました。平日はあまり育児に関われない分、休日は子どもと過ごす時間を大切にしているパパが多いようですね。平日・休日にパパ(フルタイム)が主に担当している育児は何ですか?
仕事がある日は出勤前、帰宅後の時間でできることが限られてきます。
ゆっくり遊ぶ時間が取れなくても、お風呂や寝かしつけをして子どもとのふれあいの時間を作っているパパが多いようです。休日はパパも時間が取れる分、平日よりもたくさんお世話をしている傾向にあります。「ミルクや食事をさせる」「散歩や外遊び」「室内遊び」など、じっくり子どもと向き合ってくれていることがうかがえます。
また、一緒に過ごす時間が長いと「おむつ交換」や「着替え」などを行うタイミングも増えてきます。その時、普段からやっているママにお任せ、ではなくパパがしっかり対応しているというご家庭も多いように見受けられました。
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②パパが時短勤務・パート・アルバイトの場合
平日・休日のパパ(時短勤務・パート・アルバイト)の育児分担の割合を教えてください。
パパが時短勤務・パート・アルバイトの場合、育児分担の割合がぐっと増えるのが印象的でした。
平日も休日も育児の4~6割を担っている方が一番多く、休日は75%の方がママと半々くらいで育児をしているようです。
平日・休日にパパ(時短勤務・パート・アルバイト)が主に担当している育児は何ですか?
パパが時短勤務やパート・アルバイトの場合、「ミルクや食事をさせる」ことをパパが担当しているケースが多いようです。フルタイムと比べてたとえ1時間でも勤務時間が短ければ、朝だけ、夕方だけでも食事のお世話に時間を充てられそうですね。
休日になると、「お風呂に入れる」はなんと9割以上の方が担当しています。
「ミルクや食事をさせる」「散歩や外遊び」「寝かしつけ」なども平日以上に対応してくれています。歯磨きに関しては「ちょっとだけママにお願いしたい」という気持ちもあるのでしょうか。状況に応じて「今日はお願い!」と協力しあえる関係を築いていきたいですね。
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③パパが在宅ワークの場合
平日・休日のパパ(在宅ワーク)の育児分担の割合を教えてください。
パパが在宅ワークの場合、通勤時間がなくなるので、その分育児に時間を充てる方が多いのでしょうか。
総務省統計局の調査(https://www.stat.go.jp/data/shakai/2021/rank/index.html)によると、2021年の1日の通勤・通学時間の全国平均は1時間19分。貴重な時間を子育ての時間にしてくれていると思うと、ママも心強いですね。平日・休日にパパ(在宅ワーク)が主に担当している育児は何ですか?
パパが在宅ワークの場合、他の勤務体系の方と同じように「お風呂に入れる」という方が82%と、多くの方が担っています。
一方で、他の勤務体系の方と比べて「おむつ交換」や「着替え」などを主にパパが担当しているケースが多いようです。勤務時間中はもちろん仕事に集中する必要がありますが、「おむつ交換」や「着替え」など比較的短時間で済むお世話であればさっと対応できるからかもしれません。休日は、時短勤務・パートアルバイトの方同様に9割近くの方が「お風呂に入れる」を担当しています。
また、「室内遊び」や「散歩や外遊び」などを担ってくれるパパが多いですね
お世話の面でも「ミルクや食事をさせる」「着替え」も積極的に対応しているのがうかがえます。 -
④専業主夫・育休中・その他の場合
専業主夫・育休中などのパパの育児分担の割合を教えてください。
パパが専業主夫の場合、「4~6割」の育児を担当しているという方が70%以上でした。仕事をしていない時期であれば、その分育児に注力できるでしょう。
ただ、育児だけに専念していると、心身ともに疲れてしまうこともあるでしょう。ママと相談して、交互にリフレッシュの時間を取ることも大切です。
専業主夫・育休中などのパパが主に担当している育児は何ですか?
パパが専業主夫や育休中の場合、ほとんどのお世話をパパも行っているようです。
特に印象的だったのは、約半数の方が「寝かしつけ」を担当していたという点です。他の勤務体系の方よりも多くの方が寝かしつけをしているようです。寝かしつけは、布団やベッドで寝てくれる子もいますが、抱っこでないと眠れない子、トントンが必要な子などが多く、気力と体力が必要です。
パパが分担してやってくれると、その分休息できたり他の家事を進められたりして助かりますね。
いかがでしたか?
多くのパパが担ってくれている「お風呂に入れる」ですが、子どもの髪の毛や体を洗うだけでなく、お風呂上りのスキンケアやドライヤーで髪の毛を乾かす、おむつやパンツをはかせてパジャマを着せる工程もあります。ママと分担するか、パパがやるか、話し合って決めていくのが好ましいでしょう。
子どもが成長して自我が出てくると、なかなかスムーズにお風呂に入ってくれないこともあるので大変なお世話のひとつです。うまく誘う方法をいくつか見つけて夫婦で共有しておくのもいいですね。
お互いに労いと感謝の気持ちを持って一緒に育児をしていきましょう。